2005/04/15  EOS 350D (Without IR Cut Filter)

M20 三裂星雲



撮影日時: 04/13  気温:+1℃ (中津川)
撮影機材: ORION (fl 1200mm F4)+Paracorr1.15 X 1.4(EOSテレコン) 1932mm
EOS Kiss Digital N 改 (EOS350D) RF(CLEAR)
ピント合わせ:光映舎ロンキー改

FFフィルター: UIBAR/HEUIB/LPS-P2
赤道儀: New Atlux
ガイド鏡: D100mm fl 2800mm
ガイド: AGA-1
 感度: ISO 1600  露光: 600sec データ形式:RAW  WB: SUN TIME: 25:43 〜 27:56
ダークフレーム減算:PhotoShop CS
コンポジット数: 10枚
(IDS/SEO UIBAR-FF 4枚 IDS/SEO HEUIB-FF 4枚 IDS/SEO LPS-P2-FF 2枚)


Kiss DN の初撮影なのに透明度の良くない空です。

RF(クリアフィルター)に換装したので3種類のFFをテストしました。
特性通り それぞれの特徴が出ています。

UIBAR-FF HEUIB-FF LPS-P2-FF
ORIGINAL ORIGINAL ORIGINAL

ISO 1600 600sec WB:SUN





旧Kiss と ノイズを比べると
偽色は少ないのですが
スポットノイズが非常に多い
熱カブリは驚くほど少ない

スポット(輝点)ノイズは画像処理で簡単に消すことができますし熱カブリが少ない事はダーク減算が不要かも。
と言う事でコンポジット・ダーク減算なし1枚で画像処理に挑戦しました。






HEUIB-FF


結果はご覧のようにそこそこ行けます。

熱カブリが画面左下に出ていますが、強調処理をしてこの程度で収まるのは旧Kissの比ではありません。

色調整や明度・コントラスト等の強調処理のみでノイズ消しはしていません。

スポットノイズが目立ちます。

上の画像にPhotoShopでノイズ消しをしたものです。
偽色のウロコ状の模様が目立ちますが、1枚でこの仕上がりになるとは予想していませんでした。
これはコンポジット(10枚)した画像です。
さすがに偽色のいやな模様は消えています。

上の画像よりもコントラスト等押さえ気味にしましたのでぼーっとしていますが。