RAP
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過去の画像をRAPで処理したところ好結果が得られましたので報告します。
長時間露光をすると右端に赤いカブリが目立ってきますが、これを消すにはダーク減算をする方法が良く知られています。
実写画像とダーク画像をJPEGもしくはTIF形式で減算するわけですが、現実はなかなか上手くいきません。
赤いカブリ部が黒くなって背景が潰れたりムラになったりと結構苦労する処理です。
淡い星雲をフレームいっぱいに撮影するのを諦めることもありました。
そこで、2004/10/15に撮影したM1を再処理して比較してみました。
画像1(元画像) |
画像2(TIFで減算従来式) |
画像3(RAPで減算) |
*何れの画像も強調処理で見やすくしてあります。
画像3もよく見ると完璧な減算結果ではありません。
元画像とダークフレームの撮影条件がわずかに違っていたのでしょうか。
しかし、画像2に比べますと遙かに良くなっていることがお分かりいただけたと思います。
2004/12/20
右端赤カブリの効果以外にもバックグランドの荒れが少なくなる効果があるようです。
画像2と3のバックグランドを比べると、3に軍配が上がると思いますがどうでしょう。
下の画像はRAPでダーク減算した画像を8枚コンポジットしたものです。
画像処理は適当に済ませましたが、特筆すべきはM1外周が綺麗に落ち込んでいることです。
バックグランドの荒れが少ない所以と理解しています。