工作マニア用
AirCooling-X2


2008
06/21

一昨日、X2のフィルター換装と一緒に冷気を入れる穴をあけてくれないかとの依頼がありました。

最近、簡易版の冷却デジカメもあるようですが、ボディー内に冷気を入れれば冷えるなんて、そう簡単にはいきません。
ボディーに入った冷気はCMOSを冷やすよりも、断熱していないボディーから簡単に外に逃げてしまいます。

で、効果の少ないものに協力するよりも、私の効果的アイデア?であろう方法を押し売りすべく製作開始しました。

今回はカメラ内部の改造に留め、外部に設ける冷気発生器?はユーザー自身か製作するものとします。
冷却効果や結露等のトラブルはご自身の責任で対処してください。

尚 順調にいけばX2のSEO−SP2改造依頼時に
     ダクト取り付け費      +10,000円
     CMOS温度計取り付け費  +6,000円   を予定しています。(気が早い)


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構想は単純明快でして、外部に設けたエアーポンプとペルチェで作った冷気をシリコンチューブでボディーに入れますが、
CMOS背面に直接行くようにダクトを設けるのが今回の改造ポイントです。

この方法でかなり効果がでるとは思いますが、Cooled40Dのような性能を期待してはダメですよ。
外部の冷気発生器?をむやみにパワーアップすることは故障の確率もパワーアップ?
空気を冷媒としていますので限界はすぐに解ると思いますが。






アルミ削り出しでダクトを作る






ダクトをCMOSと基板の隙間に差し込む。
左の穴から冷気を入れます。
ダクトとCMOS周辺に断熱塗料を塗る。
手前は温度センサーのケーブル。



CMOSユニットを本体に組み付ける。
側面中央のビデオジャックを温度センサージャックに変更した。
その左に冷気導入口が見える



CMOSの温度を表示。
温度計プラグの上の穴が冷気入り口
(ニップルを付ける予定)


次回は無冷却でCMOSの温度上昇を計測する予定です。