EOS M   2013/03/24
 
 2013/01/05

CANON初のミラーレス EOS M の改造。

 巷では合焦が遅いとか言われてるようですが、EF-M 22mmレンズで確かめたところ問題ないレベル。
ノイズの点も気になりますが、先ずは分解して可能性を探ります。

(1) とにかく分解が大変。 ほとんどの部品を外さないとCMOSにたどり着けません。
(2) ボディーはマグネシューム合金なので、CMOSの熱を逃がす工夫ができるかも。
(3) リモコン端子がつけられるか? (期待したEOSユーティリティーでのリモート操作は無理でした)

 早速、CMOSを取り出して既存フィルター枠の採寸。
図面ができあがりマシニングで機械加工をして枠の完成。
SEO-SP4フィルターを枠に接着してCMOSにかぶせる。
CMOSをボディーに3点のネジで取り付ける。
  (このネジの締め方でスケアリングの調整をしていますので、非常にシビアな箇所です。
CMOSの熱はネジ3本を経由してボディーに逃げる程度で、せっかくの金属ボディーが泣いています。
効率よくボディーに逃がすアイデアはありますが、とりあえず現状のまま組み立てます。

リモコンのケーブルを狭ピッチコネクター周辺に半田付け。(顕微鏡を見ながらの作業で大変です)

最後に裏蓋を取り付けて完成。



EOS M (SEO-SP4)


マウントアダプター EF-EOS M

   
 

マウントアダプターにLPS-P2-FFを装着
FFフィルターが付けられるか心配していましたが
きちんと収まります。

従来の APS-C 一眼と同様、EF-Sレンズは使えません。 


 
 
NGC2264(コーン星雲)

撮影日時: 213/01/17 (山梨)
撮影機材: AstroSIB 250RC (fl 2000mm F8)
EOS M (SP4)  外気温 8℃
赤道儀: EM200
ガイド: ST-402ME
 感度:ISO 1600 露光:600sec  LPS−P2−FF 16枚コンポジット


難しい星雲なのか、なかなかスッキリした絵になりません。
 

使用機材

タイマーリモートコントローラーTC-80N3
(コネクター改造)


ACアダプターキット ACK-E12


 

副産物の色補正フィルター
お ま け


毎回改造後に破棄していた色補正フィルターが
EOS M で使えるようになりました。

一般撮影に使えます。 
  フィルター枠を製作。

EF-MレンズもEFレンズも普段使いできます。 




SEO-SP4+色補正フィルター


SEO-SP4